2016年07月30日
海カメの産卵を観察しました!
こんにちは!田辺店です
先日、浜の清掃活動を行った千里の浜へ
海カメの観察に行ってきました!
観察には事前にみなべ町教育委員会への
許可が必要です。
きちんと申請した上で注意事項をよく読み
観察に出かけて下さい。
まずは、観察・見学の注意点を
特に!観察は夜間なのでついライトや撮影時のフラッシュを使いたくなりますが、海カメをおどろかせない為に使用は厳禁です
撮影時や観察時は同行してくれる係りの方の指示に従いましょう

ここが待機場所になっている「千里観音」

(昼間の写真です実際観察受付は21:00~です)
奥の事務所で受け付けを済ませましょう
他の見学者の方や調査員の方などに
色々お話を聞いていると待ち時間も
退屈しません

待機場所で待っていると
海カメが上陸との無線が!現在、産卵場所を探しているとの事
産卵に入り、海カメが落ち着いてからでないと観察できません
上陸しても、その時の状況により、産まずにそのまま海へ戻る事も!
海カメに会えるかどうかは、運まかせ
で、本日はと言うと!お気に召した場所があったようで、すんなり産卵へ!
調査員の方々があわただしく動きだし、
待望の観察OKのサインが
では・・・いざ夜の海へGO
真っ暗です

目をこらすと 調査員の方が見廻り中です
皆さんボランティアで活動されています。
調査員の方もライトは厳禁です!暗闇の中、ご苦労様です
皆さん次の調査に向け待機中です!
※高感度で撮影したので、映っていますが
実際は真っ暗で何も見えません

では!調査のじゃまをしないように、静かにゆっくり浜へ

いきなりですが!
産卵!! 終ってました

海カメの甲羅の数字は、
産卵した日付+その日の何番目かだそうです!!
なので! この海カメは7月25日の2番目になります。
結局産卵は観察
出来なかったのかと言うと!!
じつは!! もう1頭上陸していたので・・・・・
観察出来ました


調査員の方が観察用の専用赤色ライトで照らしてくれます
判りずらいづらいですが、卵が見えます

感動的です!!!
上陸した海カメは穴を50~60CMほど掘り
1回の産卵で約100個の卵を産むそうです
ピンポン玉のような卵を、ポコポコと産んでいきます

連れて行った子供も興味津々で見入っています
環境教育には自然にふれ体験するのが一番だと
思います


卵を産み終えた後
ゆっくりゆっくり休みながら
海へ帰っていきました
海カメさん
おつかれさまでした

この千里の浜は5月~8月上旬までアカウミガメが産卵
しにやって来ます
シーズン中、浜全体で数千個以上の卵を産み落とす
そうですが無事成長しこの千里の浜に戻って
来られるのは1、2頭しかないとの事です。
それが自然の摂理とはいえ大変厳しい世界だと
思います。
海カメは雑食性です!私たち人間が捨てたゴミを
間違えて食べて死んでしまう海カメもいるそうです。
この千里の浜の海カメたちは
地域の方やボランティアの方々
に大切に守られています。
私たちは、海カメや他の生き物のためにも
浜の清掃などを行い少しでも
お手伝いが出来ればと思っています
次の世代の子供たちの為に
身近な自然環境を大切に!
出来る事から始めてみませんか?